海外FX業者のおすすめ法人口座を徹底比較!メリットやデメリット・税金についても

海外FXで大きな利益を出せるようになると、税金対策として法人口座の開設を検討する人が増えています。

法人口座なら節税効果が期待でき、個人口座よりも利益を多く残せる可能性があるからです。

ただし、海外FXの法人口座にはデメリットもあり、誰もが開設すべきというわけではありません。

本記事では、海外FXの法人口座について徹底解説します。

編集部

海外FXの法人口座のメリット・デメリットから必要な知識まで、全てお伝えしていきます。

本記事でわかること
  • 海外FXの法人口座のメリット・デメリット
  • おすすめの海外FX業者ランキング
  • 法人口座開設に必要な書類
  • 法人化するべきタイミング
  • 法人口座開設時の注意点

これから海外FXの法人口座開設を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

海外FXの法人口座とは?

海外FXの法人口座とは、個人名義ではなく法人名義で開設する取引口座のことです。

日本国内に法人がある内国法人であっても、海外のFX業者で法人口座を開設することが可能です。

編集部

海外FXの法人口座は、株式会社や合同会社など事業者が開設できます。

海外FXの法人口座と個人口座には、以下のような重要な違いがあります。

スクロールできます
項目個人口座法人口座
口座名義個人名義法人名義
税率15〜55%最大約40%
損益通算狭い範囲での損益通算のみ幅広い事業との損益通算可能
損失繰越できない10年
経費計上範囲が狭い範囲が広い
含み益課税なしあり

取引条件の違いは以下の通りです。

取引条件の違いについて
  • スプレッドやレバレッジ、注文方式など基本的な取引条件は同じ
  • 一部の業者では法人口座の方が有利な取引条件を提示
  • 法人口座専用の特別キャンペーンを実施する業者もある

海外FXの法人口座のメリット

海外FXの法人口座には、個人口座にはない大きなメリットがいくつかあります。

以下では、海外FX法人口座の主なメリットについて詳しく見てみましょう。

法人口座の方が税率が低くなる

海外FXの個人口座で利益が出た場合、所得税と住民税を合わせて最大55%の税金がかかります。

一方、法人口座の場合は法人税や法人住民税等を合わせた実効税率が34%程度です。

編集部

利益額が大きいほど、法人口座の方が節税効果を発揮しやすくなります。

個人口座と法人口座の税金比較

年間利益個人口座法人口座
1000万円約276万円約230万円
3000万円約1220万円約850万円

利益が大きくなるほど、法人口座の方が納める税金を大幅に抑えられるのがわかります。

経費計上できる項目が増える

海外FXを法人口座で行うと、個人口座よりも経費として計上できる項目が大幅に増えます。

法人口座で経費計上できる主な項目
  • 事務所の家賃や光熱費
  • 通信費(携帯代、インターネット回線料金など)
  • パソコンやモニターなどの機器の購入費・リース料
  • 取引ツールやソフトウェアの購入費・利用料
  • セミナー参加費や書籍代、オンライン学習の受講料
  • 交通費や宿泊費(取引目的の出張の場合)
  • 従業員の給与や福利厚生費
  • 税理士や弁護士など専門家への報酬
編集部

経費計上できる範囲が広がることで、課税される所得を減らし節税効果を高められます。

損益通算ができる

海外FXの個人口座で生じた利益や損失は、原則として他の所得と損益通算できません。

一方、法人口座で生じた損益は、同じ法人の他の事業で出た損益と通算することが可能です。

損益通算のメリット例
  • 海外FXで1000万円の利益、他の事業で500万円の損失が出た場合の課税所得は500万円になる
  • 他の事業の赤字を海外FXの利益で補填し、全体の税負担を減らす
編集部

法人による海外FX取引は、会社全体での税負担の軽減してくれます。

海外FXの法人口座のデメリット

海外FXの法人口座にはメリットもありますが、以下のようなデメリットもあります。

会社設立と維持にコストがかかる

海外FXの法人口座を利用するには法人を設立する必要があるため、コストがかかります。

スクロールできます
項目株式会社合同会社
登記費用15万円以上6万円以上
定款認証費用5〜10万円不要
資本金1円以上不要
法人設立に必要なコスト
維持費用の例
  • 税理士報酬:月1~5万円以上
  • 会計ソフト利用料:月1万円程度
  • 事務所費用:月数万円〜
編集部

海外FXの利益で十分にコストを回収できる見込みがない場合は、法人化のメリットを受けられない可能性があるので要注意です。

法人口座開設の必要書類が多い

海外FXで法人口座を開設する際は、個人口座よりも多くの必要書類の提出が必要です。

必要書類一覧
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
  • 定款
  • 株主名簿
  • 代表者の本人確認書類
  • 代表者の住所証明書類
  • 法人名義の銀行口座の通帳など
編集部

普段目にしない書類が多いため、労力もかかります。

利益を自由に出金できない

法人口座の利益は、あくまで法人のお金なので、経営者であっても自由に引き出すことはできません。

経営者が法人の利益を使うには、給与や配当として受け取る必要があります。

利益使用の制限
  • 全額を自由に使えない
  • 給与・配当として受け取る際に所得税等がかかる
  • 役員報酬は定期同額払いが原則
編集部

経営者が自由にお金を使えなくなるデメリットは大きいので、十分理解しておきましょう。

含み益も課税対象となる

海外FXの法人口座では、決算時に未決済ポジションの含み益にも課税されます。

一方、個人口座の場合は含み益に課税はされません。

含み益課税の仕組み
  • 決算時の未決済ポジションの評価益に法人税等が課されます
  • 翌期以降に決済した損益との差額は、その年の益金や損金に算入されます
  • 含み損は決算上マイナスの損益として計上されます
編集部

含み益課税の影響で、利益確定前に税金を納めなければならない可能性もあります。

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング

ここからは、海外FXで法人口座開設におすすめの業者を5社ランキング形式で紹介します。

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング

1位:Vantage

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング1位はVantage
引用:Vantage公式サイト

海外FXの法人口座ランキング1位は、Vantage(バンテージ)です。

Vantageは、オーストラリアやイギリスなど、4つの金融ライセンスを保有している大手のFX業者で、ボーナスキャンペーンや取引しやすい環境が特徴です。

Vantageのポイント
  • 豪華なボーナス制度を法人口座でも利用可能
  • 1,000通貨以上の取引ペアを世界最狭水準スプレッドで提供
  • 日本人スタッフによる素早く丁寧なサポート体制

法人口座の開設は、フォームへの入力と必要書類の提出のみで最短2営業日で取引開始できます。

編集部

大手FX業者の手厚いサービスと優れた取引環境を活用したい法人に最適です。

2位:Exness

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング2位はExness
引用:Exness公式サイト

海外FXの法人口座ランキング2位は、Exness(エクスネス)です。

Exnessはセーシェル共和国に拠点を置き、レバレッジ無制限で取引できる海外FX業者です。

Exnessのポイント
  • 最大レバレッジ無制限(21億倍)で取引可能
  • 主要通貨ペアのスプレッドが極狭水準
  • 日本人トレーダー専用の口座を用意
  • 個人口座で3ヶ月以上の取引実績があれば法人口座開設可能

経験豊富なトレーダーに向けた高度な取引環境も提供しています。

編集部

海外FX中級者以上の方や、ハイレバレッジで利益を狙いたい方は、Exnessの利用がおすすめです。

3位:FXGT

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング3位はFXGT
引用:FXGT公式サイト

海外FXの法人口座ランキング3位は、FXGT(エフエックスジーティー)です。

FXGTは、セーシェル共和国の金融ライセンスを取得して運営しており、ボーナスキャンペーンの充実度が魅力のFX業者です。

FXGTのポイント
  • 7,777円の開設ボーナスと最大120万円の入金ボーナス
  • 最大レバレッジ5000倍で仮想通貨取引も可能
  • 取引実績なしで法人口座開設申請可能

取引実績がない法人でも開設できるので、新規参入の法人でもハードルが低めに設定されている海外FX業者となります。

編集部

ボーナスを活用しながら、FXや仮想通貨で効率的に資産を増やしたい法人に最適です。

4位:TitanFX

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング4位はTitanFX
引用:TitanFX公式サイト

海外FXの法人口座ランキング4位は、TitanFX(タイタンFX)です。

TitanFXは、バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)のライセンスを保有しており、独自の取引ツールによる高速約定が魅力です。

TitanFXのポイント
  • Zero Point テクノロジーによる透明性の高い取引環境
  • 最小スプレッド0.2pipsからの取引と最大レバレッジ500倍
  • 日本人スタッフによる24時間365日の手厚いサポート
  • 必要書類を揃えれば法人口座開設可能

取引環境の優秀さや安全性も高いと評価されているので、多くのトレーダーから支持を集めています。

編集部

透明性と約定力を重視したい法人トレーダーには、TitanFXの口座がおすすめです。

5位:HFM

海外FXの法人口座におすすめの業者ランキング5位はHFM
引用:HFM公式サイト

海外FXの法人口座ランキング5位は、HFM(エイチエフエム)です。

HFMはセントビンセント金融ライセンスを保有する信頼性の高さが特徴です。

HFMのポイント
  • 幅広い取引ペアをカバーする豊富な取引銘柄
  • 最大75万円の20%入金ボーナス
  • サポートの手厚さと迅速な出金対応
  • 必要書類の提出と審査で法人口座開設できる

コピートレード機能やロイヤリティプログラムなど、トレーダーをサポートする機能も充実しています。

編集部

ハイレバレッジでの取引を考えている方や、スワップフリーで長期保有したい方は、HFMの利用がおすすめです。

海外FXの法人口座開設に必要な書類

海外FXで法人口座を開設する際は、以下の書類の提出が必要不可欠です。

海外FXの法人口座開設に必要な書類

法人の各種証明書類

海外FX口座開設には、法人を証明するための基本的な書類が必要です。

必要な法人書類
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
  • 定款
  • 株主名簿
  • 取締役名簿
  • 法人名義の銀行口座の通帳など
編集部

書類は最新のものを用意し、内容に矛盾がないよう注意してください。

代表者の本人確認書類

法人と同様に、代表者を証明するための書類も必要になります。

代表者に必要な書類
  • 運転免許証やパスポート等のコピー
  • 住民票や公共料金の請求書など住所証明書類

書類を提出する際には以下の点に気を付けてください。

スクロールできます
項目注意すべき点
有効期限発行から3ヶ月以内の書類が必要
翻訳英語以外の書類は英訳が必要な場合あり
認証公証やアポスティーユが必要な場合あり
編集部

必要書類の詳細は業者によって異なるため、申請前に必ず日本語サポートに確認しましょう。

海外FXで法人化するタイミング

海外FXで法人化を検討する際は、以下のようなタイミングが目安となります。

海外FXの法人口座開設に必要な書類

トレード実績が安定している

海外FXの法人口座開設を検討する際、トレード実績が安定しているか確認しましょう。

具体的な目安は以下の通りです。

安定したトレード実績の目安
  • 最低3ヶ月以上の継続的な利益確保
  • 相場状況が変化しても一定の利益を維持
  • リスク管理が適切にできている
編集部

相場状況が変化しても継続して利益を出せるスキルがないと、法人化のメリットを得られません。

年間利益が330万円を超える

海外FXの年間利益が330万円を超えると、所得税の累進課税により税率が大きく上がるため、法人化を検討するタイミングとなります。

スクロールできます
年間利益法人化の判断節税効果
500万円未満個人口座のままで十分
500万〜1000万円法人化してもよい
1000万円以上法人化がおすすめ
年間利益による法人化の目安
編集部

法人化の判断は、税理士に相談して総合的に判断することをおすすめします。

海外FXの法人口座を作る時の注意点

海外FXの法人口座を開設する際は、以下の点に注意が必要です。

費用や労力を事前に把握する

法人口座を開設する際は、初期費用や継続的なコストが発生します。

具体的にかかる費用は以下の通りです。

必要な費用と労力
  • 法人設立費用:20〜30万円
  • 税理士報酬:月5万円以上
  • 会計ソフト:月1万円程度
  • 書類準備や手続きの時間
  • 専門家への相談費用
編集部

法人化のコストと期待される利益を比較検討し、メリットが上回ることを確認しましょう。

納税資金を法人口座に確保する

法人口座での取引では、決算時に利益が出ていれば必ず法人税等を納める義務があります。

納税時に資金不足にならないために、次のような対策をとりましょう。

納税資金の管理方法
  • 予想利益の約40%を納税用に確保
  • 納税資金は別の法人口座に移管
  • 資金使用に制限をかけて管理
  • 決算期を考慮した資金計画を立てる

FX取引では収益が変動しやすいため、余裕を持った資金確保と管理が重要です。

海外FX取引の申告が得意な税理士を見つける

海外FX取引は国内FXと税務処理が異なるため、専門知識を持つ税理士を選びましょう。

税理士選びのポイント
  • 海外FX取引の税務処理経験が豊富である
  • 為替差損益の処理に詳しい
  • 法人の仮想通貨取引にも対応できる
  • 英語の取引明細が読める
  • 海外送金の税務処理に慣れている
編集部

税理士選びの際は、事前に海外FX取引の経験や知識について確認することが大切です。

海外FXの法人口座に関するよくある質問

ここからは、海外FXの法人口座に関する疑問に答えていきます。

法人口座のレバレッジは個人口座と違う?

レバレッジの違いについては以下の通りです。

レバレッジの違いについて
  • 基本的には法人口座も個人口座も最大レバレッジに違いはない
  • 一部の海外FX業者では、法人口座の方がレバレッジが低く設定される場合もある

海外FXの法人化には意味がある?

海外FX取引で年間1000万円以上の利益を出せれば、法人化には大きな意味があります。

メリット
  • 法人の方が税率が低くなり、納税額を減らせる
  • 経費計上の範囲が広がり、実質的な税負担を軽減できる
  • 損益通算や損失繰越など、税務上の優遇を受けられる

ただし、一過性の利益だけで法人化を判断するのは危険です。

編集部

利益の継続性があるか確認しましょう。

法人口座と個人口座の税率の違いは?

海外FXの個人口座は最大55%の税率(所得税と住民税)が適用されますが、法人口座なら実効税率を34%程度に抑えられます。

スクロールできます
年間利益個人口座の税金法人口座の税金節税額
1000万円約276万円約230万円約46万円
3000万円約1220万円約850万円約370万円
年間利益別の税金比較

法人口座の維持費はかかる?

海外FXの法人口座自体に維持費はかかりませんが、法人を維持するためのコストは月々発生します。

主な維持コストの例
  • 税理士報酬:月5万円程度
  • 会計ソフト利用料:月1万円程度
  • 事務所経費:月数万円〜
  • その他の諸経費:月1〜2万円程度

法人化に最低限必要な資金は?

法人設立には20〜30万円の初期費用がかかり、余裕資金として最低でも50〜100万円程度は必要です。

必要資金の内訳
  • 法人設立費用:20〜30万円
  • 資本金:1円以上(合同会社の場合)
  • 運転資金:最低3ヶ月分
  • 取引証拠金:業者の要件による
編集部

余剰資金は全て法人に入れず、経営者の個人口座に一定額を残しておくことをおすすめします。

まとめ

海外FXの法人口座について、ポイントを整理しましょう。

法人口座の主なメリット
  • 税率が個人の最大55%から法人の約40%に低減
  • 経費として計上できる項目が大幅に増加
  • 他事業との損益通算が可能
  • 最長10年間の損失繰越が可能
法人口座の主なデメリット
  • 設立・維持に相当のコストが必要
  • 法人口座開設の必要書類が多い
  • 利益を自由に出金できない
  • 含み益にも課税される

海外FXで利益を効率的に残すには、法人化は非常に有効な選択肢と言えます。

法人化を検討すべきケース
  • 年間利益が1000万円を超える見込みがある
  • トレード実績が3ヶ月以上安定している
  • 法人の維持コストを十分にカバーできる
  • 経営者としての責任を理解している
編集部

法人化の判断は、必ず税理士に相談して総合的に判断することをおすすめします。

本記事で紹介したおすすめの海外FX業者を参考に、自社に最適な法人口座を選択し、有効活用していきましょう。

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