- MT5の操作方法をスマホ版・PC版の両方で知りたい
- MT5の便利な機能を知りたい
- MT5のメリット・デメリットを理解したい
海外FXでは、多くの業者が高機能プラットフォームであるMT5(MetaTrader5)に対応しています。

MT5は分析や発注・決済に特化したツールであり、利用することで効率の良いFX取引ができます。
そこで本記事では、MT5の使い方や操作方法、便利機能までを詳しく解説します。
MT5を活用してFX取引をしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、まだMT5対応の海外FX業者の口座をお持ちでない方は「海外FX業者おすすめランキング20選【2025年最新】優良で人気の海外口座を比較」を参考に口座開設しておいてくださいね。
MT5(MetaTrader5)とは?基本概要とMT4との違い
MT5は、ロシアのメタクオーツ社が開発した高機能プラットフォームです。
MT5の前にMT4というツールが開発されていますが、両者の主な違いは以下のような点にあります。
項目 | MT5 | MT4 |
---|---|---|
リリース年 | 2010年 | 2005年 |
プログラミング言語 | MQL5 | MQL4 |
時間足 | 21種類 | 9種類 |
経済指標カレンダー | あり | なし |
テクニカル指標 | 約38種類 | 約30種類 |
動作スピード | 早い | 普通 |
アップデート | 継続中 | 終了 |
MT4の上位互換ツールということで、MT5の方が機能面で勝っています。
豊富な時間足や、テクニカル指標が利用できる点が強みです。
動作スピードもMT4に比べ早いため、スキャルピングなどの短期売買にも適しているといえるでしょう。



MT4はすでにアップデートが終了していますが、MT5は現在もアップデートが継続中です。
定期的に新規の機能も追加されるので、将来性の高いツールであることから人気が高いです。
MT5の使い方・導入方法|ダウンロードからログインまでの流れ
次に、MT5の導入やログイン方法を見ていきます。
導入やログイン方法を間違えると、分析や取引ができないので注意してください。
PC版・アプリ版の両方で異なるので、それぞれの方法を見ていきましょう。
スマホアプリ版のダウンロード手順(iOS / Android)
MT5のスマホアプリは、iOSとAndroidの両方に対応しています。
以下の手順でダウンロード・ログインを行ってください。
まず、アプリストアでMT5のアプリを検索します。
iOSの場合 | App store |
---|---|
Androidの場合 | Google Play Store |


上記ストアの検索画面で「MT5」と検索してください。
検索して表示された「MetaTrader5」というアプリがMT5です。
類似の偽アプリも多く存在するので、間違えないように注意してください。


選択後にアプリをダウンロードしましょう。
アプリがダウンロードできたら起動します。


証券会社という画面が表示されるので、検索窓から使用したい海外FX業者名を入力しましょう。


その後、表示された海外FX業者をタップします。
次に、選択した業者のログイン画面が表示されます。





ログインの際は、事前に各業者の口座開設が必要です。
口座開設時に付与されたログイン情報(IDやパスワード)を入力してください。
サーバーまで選択できたら「サインイン」をタップすればログイン完了です。
PC版のダウンロード手順
PC版のMT5は、各FX業者の公式サイトからダウンロードするとスムーズです。
以下では、XMTradingのMT5をダウンロードする手順を例に解説します。
まずは、MT5を使いたい海外FX業者の公式サイトにアクセスしてください。


XMを含む多くの業者では、公式サイト上の「プラットフォーム」欄にMT5の記載があります。
クリックして、MT5のダウンロード画面に移動しましょう。



Mac版かWindws版など、自身のPCに合ったものを選択してください。
MT5のページに移動したら、ダウンロードを行います。


ダウンロードをクリックしたあと、MT5のファイルをインストールしましょう。


画面上にMT5の規約画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
この段階で自動でダウンロードが開始され、PC上にMT5が保存される仕組みです。



初回は自動で起動するので、そのままログインに進めます。
MT5を起動し、証券会社を選択したら、以下のようなログイン画面が表示されます。


もしも、表示されない場合は、「ファイル」→「取引口座へログイン」をクリックしてください。


表示された画面から、事前に登録した口座のIDとパスワードを入力します。
その後、サーバーを選択し「ログイン」をクリックすれば、MT5のログインが完了です。
MT5の基本的な使い方・操作方法【スマホアプリ版】
まずは、スマホアプリ版のMT5操作方法を見ていきます。
MT5をスマホアプリで操作したいという方は、以下の方法で取引を始めてみてください。
【スマホアプリ版】
通貨ペアの追加・削除
スマホアプリ版は、以下の方法で通貨ペアの追加を行います。
まずは、MT5のアプリを起動させ、画面下の「気配値」をタップしてください。


気配値欄には銘柄名が記載されていますが、まだすべての銘柄が追加されているわけではありません。



すでに気配値欄に取引したい銘柄がある場合は、そのままタップして取引ができます。
気配値欄には、画面上に検索窓があるので、そこをタップします。


すると、銘柄の種別が表示されるので、表示したい銘柄の種別をタップしましょう。
種別を選択すると、取引可能な銘柄が一覧形式で表示されます。


銘柄名の左に青のチェックが入っていないものは、まだ追加されていない状態です。
1回タップするとチェックが青に変わり、画面左上のキャンセルをタップすれば追加できます。
通貨ペアを追加できたら、再び気配値画面に戻ります。


先ほど追加した通貨が登録されているので、1タップしたあとに「チャート」をタップすれば表示可能です。
通貨ペアを削除する際は、再び気配値の検索窓をタップします。
その後、削除したい銘柄の種別を選択してください。


銘柄追加時と同じ画面が表示されます。
削除したい通貨をタップして、画面左の青になったチェックがグレーに変われば完了です。
再び画面右上のキャンセルをタップすれば削除された状態となります。
チャートの表示・時間足の変更・テクニカル表示
銘柄が追加できたら、実際に取引するための準備を行います。
以下の手順で、チャート設定を行ってください。
まず、取引をしたい通貨のチャートを前述した手順で表示させます。


チャートが表示できたら、画面を1度タップしてください。


画面内に表示された「設定」をタップします。


すると、画面上部にバーチャートやローソク足の設定画面が出るので、好きなものをタップして設定しましょう。
次に、時間足の設定を行います。
設定方法は複数ありますが、チャート画面の左上をタップする方法が簡単なのでおすすめです。


左上の箇所をタップすると、複数の時間足が表示されます。


この中から好きな時間足をタップすれば設定可能です。


なお、画面右上に表示された3つの点をタップすると、より細かい時間足も設定できます。
次に、インジケーターの挿入を行います。
こちらも複数の挿入方法がありますが、MT5画面の上部から設定すると簡単です。


「f」のようなマークをタップしてください。
次に、メインウィンドウをタップすると、挿入可能なインジケーターが表示されます。


分析に使いたいものをタップしましょう。


設定画面が表示されるので、設定した後に右上の完了をタップすれば設定可能です。
削除する際は、再び同じ手順でインジケーターの挿入時と同じ画面に戻ります。


画面右上の編集をタップ→削除したいインジケーターをタップします。
画面右に削除と表示されるので、タップすれば削除可能です。
ライン・オブジェクトの設定
MT5は、アプリ版でもラインやオブジェクトの設定が可能です。
以下の手順で設定や削除を行ってください。
ラインやオブジェクトの追加は、画面上部の図形マークをタップすればスムーズです。


タップすると、各オブジェクトの選択画面が表示されます。


ラインや図形など、チャートに表示したいものを選びましょう。
次に、選択したラインやオブジェクトの表示を行います。


表示させたい箇所を指でタップすると表示が可能です。
また、再びオブジェクトの選択画面に戻ると、現在表示中のライン・オブジェクトの項目が出てきます。


タップすることで設定画面が表示され、色や線の太さなどを自由に設定可能です。
ラインやオブジェクトは、相場の流れに合わせて定期的に削除するのがおすすめです。
再び、画面上部の図形マークをタップしましょう。


画面右上にあるゴミ箱のマークをタップします。


すべて削除をタップすれば、現在表示中のものを削除可能です。
注文方法(成行・指値・逆指値)
通貨ペア表示やチャート設定が完了したら、実際に注文を実行しましょう。
注文は、以下の方法で行ってください。
注文する際は、まず気配値画面を開きます。


注文をしたい通貨ペアを1度タップして、「トレード」を選択してください。
すると、注文画面が表示されます。
まずは、画面上部に表示された「成行注文」と表示された項目から注文方法を設定します。


成行注文だけでなく、指値や逆指値の注文が可能です。


次に、ロット数量を選択し、指値・逆指値の場合は価格を指定してください。
注文時に、ストップロス・テイクプロフィットから決済時の価格も指定可能です。



チャートを見る時間が少ない方や、取引に慣れていない方は、決済価格を指定しておくのがおすすめです。


設定がすべて完了したら、「成行買い・売り」、指値注文の場合は「発注」をタップすると注文完了です。
スマホ版で取引する方で、短期的な売買をする方はワンクリックトレードを活用すると良いです。
チャート画面を開き、画面右上の箇所をタップします。


画面上部に売り・買いボタンが表示されます。


中央にある数字がロット数で、ロット数量の指定後に売り・買いのどちらかをタップすれば注文が実行される仕組みです。


初回のみ上画像のような規約画面が表示されますが、2回目以降はタップ1回で即注文ができます。
ポジション管理と決済方法
注文が完了したら、保有中のポジションを確認し適切なタイミングで決済を行います。
ポジション管理や決済方法は以下の通りです。
注文後は、注文した通貨のチャート画面を開いてください。


無事に注文が実行されている場合は、買い・売りで注文した価格の位置にラインが引かれています。
次に、画面下の「トレード」を開きます。


トレード欄の「ポジション」の下には、現在保有中のポジションが記載されており、画面右の数字で損益の確認が可能です。
ポジションを保有し、適切なタイミングが来たら決済を行いましょう。
まず、決済したいポジションの欄をタップします。


その後、「ポジション決済」をタップしてください。


すると、決済画面が表示されます。
「市場価格で〇〇を決済」と書かれたオレンジ色のボタンをタップすると決済が可能です。
履歴・損益の確認方法
注文・決済が完了したら、MT5のアプリから取引履歴や損益の確認ができます。
以下の手順で確認を行ってください。


まず、MT5アプリの画面下にある「履歴」をタップします


履歴欄には、過去に保有・決済したポジションが一覧で表示されます。


画面左上の3本線をタップすれば、損益や約定・決済した時間等に並び替えることも可能です。


また、履歴内にあるポジションを1回タップすれば、より詳細な取引履歴が確認できます。
複数チャート表示(Androidのみ)
Android版のMT5スマホアプリでは、チャートを2画面に表示ができます。
2画面表示は、以下の手順で行ってください。
MT5アプリを起動し、画面下のメニューから「チャート」をタップします。


次に、チャート画面の任意の場所をタップして、オプションメニューを表示させます。


表示されたメニューから「ウィンドウ」をタップし、「新規チャート」を選んで新しいチャートを追加します。


すると、上画像のように上下で2画面にチャートが表示されます。


再びチャートの上でタップし、表示されたメニューから再度「ウィンドウ」をタップします。
その中の「垂直分割」をタップしてください。


すると、2つのチャートが上下ではなく左右に並んで表示されます。
時間足や、異なる銘柄を表示させて同時に分析が可能です。
MT5の基本的な使い方・操作方法【PC版】
次に、PC版のMT5操作方法を見ていきます。
MT5は、スマホ版とPC版で操作方法が大きく異なるので、以下を参考にしてみてください。
【PC版】
通貨ペアの追加・削除・並び替え
MT5を起動後は、まず通貨ペアの表示をする必要があります。
以下の方法で、追加や削除・並び替えを行ってください。
まずは、表示したい銘柄を登録します。


MT5上部の「表示」→「銘柄」の順にクリックしてください。


次に、各銘柄の種別を選択して表示したい銘柄をダブルクリックしてください。
銘柄名の左にある$マークが黄色に変わったら、右下のOKをクリックします。
次に、画面上部の「ファイル」→「新規チャート」をクリックします。


その後表示される種別を選択し、追加した銘柄をクリックしましょう。
すると、追加した銘柄がチャート上に表示されます。
通貨ペアの並び替えは、MT5の画面左下から行います。


画面下に表示している銘柄名があるので、右クリックをしながらカーソルを移動します。


最後に、画面上部にある「田」のようなマークをクリックしてください。
すると、銘柄の並び替えが完了します。
通貨ペアの削除は、各銘柄の右上にある×印をクリックするだけで完了します。


再び表示したい場合は、「ファイル」→「新規チャート」を選択後に表示できます。
チャートの表示・時間足の変更・テクニカル表示
次に、チャート表示や時間足、テクニカルの表示方法を紹介します。
先ほど紹介した工程で通貨ペアの追加ができたので、次はチャートの表示を行います。


チャートは、画面上部の「新規注文」の右にあるマークから設定が可能です。
- ラインチャート
- バーチャート
- ローソク足
上記のような設定ができるので、自身の取引スタイルに合ったものを選択してください。
MT5では、画面上部に時間足が表示されているので、ワンクリックで切り替えが可能です。


しかし、ここでは9種類の時間足しか表示されていません。


そのため、チャート画面を右クリックして「時間足」を選択します。
すると、分足などの細かい時間足が表示されるので、選択することで自由に設定が可能です。
次に、テクニカル・インジケーターの表示をします。


MT5上部の「挿入」→「インディケータ」をクリックしてください。


すると、各テクニカルの種別やインジケーター名が表示されます。
トレンド系などの種別を選択後、表示したいインジケーターをクリックすれば表示可能です。



インジケーターの挿入には、まず設定画面が表示されるので、自由にカスタマイズも可能です。
削除する際は、まず画面を右クリック→「インディケータ」の順にクリックします。


すると、現在表示中のインジケーター名が表示されるので、クリックして右の削除を選択してください。
最後に「閉じる」をクリックすれば、削除が完了です。
ライン・オブジェクトの設定
次に、MT5上に引くラインやオブジェクトの設定方法を見ていきます。
ラインやオブジェクトは、MT5画面の上部から選択すると簡単に表示できます。


画面上部に各イラストが記載されているので、表示したいものを一度クリックしてください。
その後、ラインやオブジェクトを表示したいチャートの位置に合わせてクリックすると表示できます。
ラインやオブジェクトは、自由にカスタマイズが可能です。
まず、チャート画面を右クリックして「オブジェクトリスト」を選択します。


その後、表示されたオブジェクトリストの中から設定変更したいものをダブルクリックしてください。


編集画面が表示され、線の色や太さを変更可能です。
最後にOKをクリックすれば変更した内容が適用されます。
挿入したライン・オブジェクトを削除するには、まず画面を右クリックします。


次に、「オブジェクトリスト」をクリックしてください。


消したいものを一度クリックして、画面右の削除をクリックします。
最後にOKをクリックすれば削除が可能です。
注文方法(成行・指値・逆指値)
MT5では多彩な方法から取引時の注文が可能です。
以下の手順で注文を行ってください。


注文をする際は、まずMT5上部の「新規注文」をクリックします。
次に、注文方法などを設定します。


設定する項目は、カウントダウン注文と指値注文で異なりますが、以下のようなものがあります。
項目名 | 概要説明 |
---|---|
銘柄 | 取引対象となる通貨ペアや金融商品(例:USD/JPY、EUR/USDなど) |
タイプ | 注文の方式(カウントダウン注文や指値注文など) |
数量 | 注文するロット数 |
Stop Loss | 損失を限定するために自動で決済される価格レベル |
Take Profit | 利益を確定するために自動で決済される価格レベル |
期限 | 注文を出す日や目標となる日付 |
有効期限 | 指値注文などが有効でいられる期限 |
各項目を設定後、カウントダウン注文は成行買い・売り、指値や逆指値注文は注文をクリックすれば実行されます。
MT5では、上記の注文以外に素早く注文ができるワンクリックトレード機能があります。
その名の通りワンクリックで注文が通るので、スキャルピングなどの取引に最適です。


まず、画面を右クリックして「ワンクリックトレーディング」を選択します。


すると、画面左上に売り・買いのボタンが表示される仕組みです。
中央の数字部分で数量を指定後、売り・買いのいずれかをクリックすれば即注文が実行されます。
ポジション管理と決済方法
新規注文でポジションを保有できたら、次にポジション管理と決済を行います。
以下の手順で行ってください。
まず、MT5上部の「表示」→「ツールボックス」をクリックします。


すると、画面下にツールボックスが表示されます。


ツールボックス内の項目から「取引」を選択してください。
ツールボックス内の取引欄では、現在保有中のポジションが確認できます。


注文した時間やロット数、注文時の価格などが確認可能です。


画面右側には、現在の損益状況が更新されます。
保有中のポジションを決済するには、損益欄の×印をクリックします。


初回のみ規約画面が表示されるので、チェックを入れてOKを選択した後に再度×印をクリックしましょう。


2回目以降は、×印をクリックした時点で決済が実行されます。
値動きや損益を確認しつつ、適切なタイミングでの決済を行いましょう。
履歴・損益の確認方法
MT5では、注文~決済後の取引履歴や損益の確認が可能です。
以下の手順で確認を行ってください。


まずは、MT5の「ファイル」→「ツールボックス」の順にクリックします。


ツールボックス内の「口座履歴」欄をクリックしてください。
口座履歴の欄では、決済した過去のポジションの履歴が確認可能です。


各項目を見て、損益やポジションの内容を確認してください。


また、ターミナル画面で右クリック→「期間指定」をクリックすると、指定した期間の履歴が確認できます。
MT5の便利な機能と使い方
MT5は、FX取引を効率的にするための便利機能が多くあります。
以下では、特におすすめできる便利な機能や使い方を解説します。
マルチタイムフレーム分析
マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足チャートを同時に分析する方法です。
相場の流れや方向性を掴みやすく、より高度な分析ができます。



1分足では上昇トレンドに見えても、長期足で見ると下降トレンドが形成されているなど、相場のギャップを分析できる方法です。
以下の手順で設定を行います。
まずは、分析したい通貨ペアを複数種類表示させます。





例えば、USD/JPYを4つの時間足で分析したい場合、USD/JPYを4つ表示させる流れです。
「ファイル」→「新規チャート」の欄から、表示したい分だけ追加してください。
追加したら、画面上部にある「田」のようなマークをクリックしてチャートを整列させます。
以下が、同じ銘柄を4つ整列させた画面です。


次は、各チャートの時間足を変更していきます。


時間足を変えたいチャートを一度クリックして、右クリック→時間足で変更をしましょう。
画面上部の9種類の時間足から変更しても問題ありません。
時間足の変更が完了したら、マルチタイムフレーム分析を行います。
なお、この方法は時間足だけでなく、異なる通貨ペアを同時に分析する際にも有効です。


チャートの右上にある四角ボタンをクリックすれば、複数画面ではなく1画面に拡大もできます。
カスタムインジケーターやEA(エキスパートアドバイザー)の導入
MT5は、自由度の高いカスタマイズ性も魅力のプラットフォームです。
MQL5という独自プログラミング言語を用いたカスタムインジケーターや、EAを活用した取引ができます。
以下で導入手順を紹介するので、参考にしてみてください。
まず、MT5で使用するEAやカスタムインディケータのファイル(.ex5や .mq5など)を準備します。


次に、MT5を開き、「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を選択します。


その中の「MQL5」フォルダを開いてください。
EAであれば「Experts」フォルダ、インディケータであれば「Indicators」フォルダにファイルをコピーします。



EAやカスタムインディケータなどのファイルをクリックし、ドラッグ&ドロップをすることでコピーできます。
ファイルを所定のフォルダに入れた後、MT5を一度再起動します。


再起動すれば、新しく追加したEAやインディケータがプラットフォームに正しく読み込まれます。
再起動せずに使おうとしても、表示されないことがあるので注意が必要です。
再起動後、「表示」→「ナビゲーター」ウィンドウを確認してください。


EAなら「エキスパートアドバイザー」、インジケーターなら「インディケータ」の項目の中に新しく追加したものが表示されます。
あとは使いたいチャートにドラッグ&ドロップするだけで適用できます。



EAの場合はMT5上部にある「アルゴリズム取引」ボタンをオンにすることも忘れないでください。
アラート・通知機能の設定
MT5では、便利なアラート機能が利用できます。
- 価格が特定レベルに到達したとき
- インジケータが条件を満たしたとき
- 特定の時間に通知したいとき
- 含み益・損が一定に達したとき
自由に設定ができるので、上記のような場面で効果的に利用できます。
以下の手順で設定をしてください。
まず、MT5の「ツールボックス」ウィンドウを開き、「アラート」タブをクリックします。


そのタブ上で右クリックし、「新規メール」を選択すると、アラートの設定画面が表示されます。


ここでは、価格や時間、インジケータの条件など、アラートを発動させたい条件を細かく指定できます。
アラートは音声、メッセージ、またはスマートフォンへのプッシュ通知など、さまざまな方法で通知を受け取れます。


「アクション」欄で「サウンド」「ファイルの実行」「Eメール」「通知」などを選択し、希望の通知方法を設定しましょう。
たとえばスマホへの通知を使いたい場合は、MT5の「ツール」→「オプション」→「通知」をクリックします。
その後、MetaQuotes IDを入力して有効化しましょう。
設定が完了したら、「OK」をクリックしてアラートを有効化します。


実際に相場が条件に達したときに正しく通知が届くかどうか、テスト用の簡易アラートを作って確認しておくと安心です。
また、不要なアラートは「アラート」タブで右クリックし「削除」することで簡単に管理できます。
MT5を使うメリット
MT5は、MT4やその他のプラットフォームに比べてさまざまなメリットがあります。
以下では、MT5ならではのメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
軽快な動作でスムーズに取引可能
MT5最大の魅力は、軽快な動作スピードにあります。
MT5は、MT4に比べて動作スピードが速くサクサクと動くので、細かい値動きも表示されやすいです。
- スキャルピングなど高速取引を行うとき
- 複数通貨ペアのチャートを同時に監視するとき
- 複雑なインジケーターやEA(自動売買)を併用するとき
取引タイミングがシビアな短期売買やスキャルピングにおいてもストレスなく操作できます。



同時に複数のチャートを開いて分析を行う場合や、インジケーターを多数表示する場合でも動作が重くなることは少ないです。
MT4よりも内部構造が最適化されており、パソコンのスペックを最大限に活用するように設計されています。
スムーズな動作スピードのもとで取引したい方は、ぜひMT5を利用してみてください。
裁量トレードに適した高機能ツールが搭載
MT5は、裁量トレーダー向けに非常に充実した機能が標準搭載されています。
売買するときだけでなく、相場を細かく分析し、自身の判断で取引を行う人にとって大きなメリットです。
機能 | 内容 |
---|---|
テクニカル指標 | 標準で38種類、カスタムも可能 |
描画ツール | トレンドライン、フィボナッチ、チャネルなど多数 |
注文方法 | 成行、指値、逆指値など |
加えて、チャートからのワンクリック注文や、パネルでの簡易注文も可能で操作性が高いです



また、MQL5を使えば、自分専用のインジケーターやスクリプトも作成でき、取引環境をカスタマイズできます。
裁量トレードでは迅速な判断と操作が求められるため、MT5の豊富なツールは特に役立つといえるでしょう。
21種類の豊富な時間足で詳細な分析が可能
MT5では、時間足の選択肢がMT4の倍以上となる21種類に拡張されており、さまざまなトレード戦略に対応できます。
トレンドの細かい状況を把握する際や、複数の時間軸から相場を分析する際に有効です。
分足 | 1分足(M1)、2分足(M2)、3分足(M3)、4分足(M4)、5分足(M5)、6分足(M6)、10分足(M10)、12分足(M12)、15分足(M15)、20分(M20)、30分足(M30) |
---|---|
時間足 | 1時間足(H1)、2時間足(H2)、3時間足(H3)、4時間足(H4)、6時間足(H6)、8時間足(H8)、12時間足(H12) |
長期足 | 日足(D1)、週足(W1)、月足(MN) |
多様な時間足を活用することで、より柔軟なテクニカル分析が可能です。



また、トレードスタイルに合わせて最適な時間足を見つけることで、エントリーや分析の精度向上が期待できます。
MT4にはない3分足・20分足などの時間足が役立つ場面も多く、分析の幅が大きく広がるでしょう。
直感的に使える気配値・ナビゲーター機能
MT5には、トレードの即時性や視認性を高める機能として、「気配値表示」と「ナビゲーター」が用意されています
どちらも視覚的に分かりやすく、直感的に使える点が特徴です。
気配値表示では以下の情報を即座に確認できます。
- 通貨ペアの現在値(Bid/Ask)
- スプレッド
- 高値・安値
- 時間
気配値を見ながらワンクリックでの注文も可能で、瞬時の判断と操作が求められる裁量トレードにおいて便利です。



ナビゲーターでは、自分が使用しているインジケーターやEA、スクリプトが整理された一覧として表示され、クリック一つで適用や設定ができます。
初心者~上級者まで、幅広いトレードスタイルに対応できるように設計されています。
頻繁なアップデートで機能が追加される可能性が高い
MT5はMetaQuotes社によって継続的にアップデートが行われています。
アップデート後に機能が追加されるケースも多く、今後も多機能ツールとしてより使いやすくなると考えられます。
- 新しい描画ツールの追加
- チャート機能の改善
- 自動売買関連の最適化
- セキュリティの強化
MT5は時代に合わせて改良され続けており、トレーダーの声を反映した改善が期待できます。
今のうちにMT5を使っておけば、将来主流のツールになった場合でも備えておけるでしょう。
MT5を使うデメリット
MT5は、高機能プラットフォームとして利用者の多いツールですが、一部デメリットもあります。
以下では、具体的なMT5のデメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
利用可能なFX業者が限定的
MT5は、機能面でMT4を上回る点が多い一方で、現状では対応しているFX業者が限られているというデメリットがあります。
そのため、MT5を使いたいと思っても、以下のような制限が生じる可能性があります。
- 希望する通貨ペアが取引できない可能性
- スプレッドや約定力に不満のある業者である可能性
- 日本語サポートが十分ではない業者である可能性
一部の海外FX業者ではすでにMT5が主流となりつつありますが、まだMT4しか利用できない業者もあるので注意してください。
カスタムインディケータの数が現状少なめ
MT5はまだ比較的新しいプラットフォームであるため、MT4と比べてカスタムインディケータの数が少ないです。
ネット上で配布されている無料・有料のインディケータはMT4用が多く、MT5専用のものはまだ発展途上の段階といえます。
- MQL5はMQL4よりも構文が複雑で開発のハードルが高い
- 既存の開発者の多くが今もMT4中心で活動している
- MT4からの移行が進んでいない



また、自作のカスタムインジケータを持っている場合でも、MQL5に合わせて再開発する手間が発生します。
今後、MT5が広く普及すれば対応インジケータも増えていくと見込まれますが、現時点での自由度は低いので注意してください。
MT4用のプログラムとの互換性がない
MT5は、内部設計やプログラミング言語がMT4と異なるため、MT4用に作成されたインジケータやEAは使用できません。
MT4は「MQL4」、MT5は「MQL5」という別の言語で構築されている点が原因です。



MT4用に開発された多数のEAがMT5では利用できず、代替ツールを探すか、自分で再構築する必要があります。
今後のアップデートで改善される可能性もありますが、現段階ではまったくの別ツールとなっているので注意してください。
MT5が使えるおすすめの海外FX業者ランキング
MT5が利用できる海外FX業者は多く存在します。
しかし、海外FX業者を選ぶ際は、安全性が高く利用しやすい業者を選ばなければいけません。
以下では、MT5が利用できる業者の中でも特におすすめな業者をランキング形式で紹介します。
XMTrading


業者名 | XMTrading |
---|---|
設立年 | 2009年 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
取引ツール | MT5、MT4 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 2.2pips |
日本語サポート | あり |
約定力 | 高い |
口座開設ボーナス | あり |
公式サイト | 公式サイト |
MT5を導入している海外FX業者の中でも、XMTradingはもっともおすすめです。
以下のような特徴があり、日本人トレーダーから人気があります。
- ボーナスが豊富かつ豪華
- 約定力が高い
- 日本語サポートが万全
XMは、口座開設ボーナスや入金ボーナスなど、ボーナスキャンペーンが豊富かつ豪華です。
海外FX初心者の方でも、低リスクのトレードができます。



また、約定力の高さも魅力で、MT5を活用したスキャルピングで有利です。
どの業者で取引すればいいか分からないという方は、まずXMの口座を開設してみてはいかがでしょうか。
Vantage


業者名 | Vantage |
---|---|
設立年 | 2009年 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
取引ツール | MT4、MT5、ProTrader、アプリ |
平均スプレッド(USD/JPY) | 1.4pips |
日本語サポート | あり |
約定力 | 高い |
口座開設ボーナス | あり |
公式サイト | 公式サイト |
Vantageは、取引環境が高水準の業者で人気が高いです。
以下のような特徴があります。
- レバレッジが最大2000倍
- スプレッドが狭い
- 1,000種類以上の銘柄を取り扱っている
Vantageは最大2000倍のレバレッジがかけられるので、MT5でハイレバレッジを取引したい方におすすめです。
また、スプレッドも狭いので、スキャルピングにも特化した環境を提供しています。



銘柄数も1,000種類以上と豊富なので、MT5で幅広い銘柄を取引したい方にも適しています。
スキャルピングや、豊富な銘柄で幅広いスタイルのトレードをしたい方は、ぜひVantageの口座を開設してみてください。
Exness


業者名 | Vantage |
---|---|
設立年 | 2008年 |
最大レバレッジ | 無制限 |
取引ツール | MT4、MT5 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 1.5pips |
日本語サポート | あり |
約定力 | 中 |
口座開設ボーナス | なし |
公式サイト | 公式サイト |
Exnessは、ハイレバレッジ取引に特化した環境が魅力の海外FX業者です。
以下のような特徴があります。
- 最大レバレッジが無制限
- 口座タイプが5種類と豊富
- ロスカット水準が0%
Exnessは最大レバレッジが無制限のため、少ない証拠金で高額の利益が狙えます。
また、口座タイプの種類が多く、どの口座でもMT5が利用可能です。



ロスカット水準が0%と低い点も魅力で、MT5を使った指値・逆指値取引に適しています。
ハイレバレッジの取引を検討している方は、Exnessの口座を開設してみてください。
AXIORY


業者名 | AXIORY |
---|---|
設立年 | 2011年 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
取引ツール | MT4、MT5、cTrader |
平均スプレッド(USD/JPY) | 1.3pips |
日本語サポート | あり |
約定力 | 高 |
口座開設ボーナス | なし |
公式サイト | 公式サイト |
AXIORYは、高水準の取引環境が魅力の海外FX業者です。
以下のような特徴があります。
- 業界最狭水準のスプレッド
- 信託保全採用の安全性が高い業者
- MT4・MT5・cTraderの3つの取引プラットフォームに対応
AXIORYは、スプレッドが狭くスキャルピングに特化した業者です。
MT5だけでなく、MT4やスキャルピングに特化したcTraderも対応しています。



豊富なプラットフォームを試してみたいという方におすすめです。
また、万が一会社が破綻しても資金が全額返金される信託保全を採用している安全性の高い業者でもあります。
安心して取引をしたい方や大きな資金を預けたい方は、AXIORYの口座開設をしてみてください。
TitanFX


業者名 | TitanFX |
---|---|
設立年 | 2014年 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
取引ツール | MT4、MT5 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 1.3pips |
日本語サポート | あり |
約定力 | 高 |
口座開設ボーナス | なし |
公式サイト | 公式サイト |
TitanFXは、FX中~上級者に高い人気を誇る海外FX業者です。
以下のような特徴があります。
- 全口座タイプでスプレッドが狭い
- 約定力が海外FX業者でトップクラスに高い
- 口座残高によるレバレッジ制限がない
TitanFXは、狭いスプレッドに加えて約定力がトップクラスに高いです。
スキャルピングに特化しており、利益を出しやすい業者として人気があります。



ボーナスなどはありませんが、取引環境が高水準な点が魅力です。
口座残高によるレバレッジ制限もないので、大口でハイレバレッジ取引をしたい方はTitanFXの口座を開設してみてください。
なお、MT5対応のおすすめの海外FX業者は「MT5が使える海外FX業者おすすめ10選!国内FX会社も紹介」でも解説しています。
関連するよくある質問
MT5は、日本語に対応しているため、海外FX初心者や英語ができない方でも使いこなせます。
しかし、利用する際は事前に不安や疑問を払拭しておくと良いでしょう。
以下では、MT5に関するよくある質問をまとめたので参考にしてみてください。
MT5は初心者にとって使いやすいツール?
MT5は、以下の理由から初心者にとっても使いやすいツールといえます。
- ナビゲーター画面で機能がひと目で確認できる(インジケーター、口座情報など)
- ワンクリック注文機能で発注が簡単
- チャートのカスタマイズが可能で自由度が高い
- 多くのブローカーが日本語に対応したデモ口座を提供
使い始めの頃は操作方法を覚える必要がありますが、慣れることで使いこなすことができるでしょう。



多くの海外FX業者では、まずデモ口座からMT5の練習ができます。
まずはデモ口座を使って、MT5の操作や使い方に慣れてみてください。
スマホだけでMT5のすべての機能を使える?
MT5は、PCだけでなくスマホでも利用できますが、機能に関しては制限があるので注意してください。
以下のような機能は、スマホ版では利用できません。
- バックテストやクラウドテストなどの高度な機能
- インジケーターのカスタマイズや詳細設定、EAの編集・作成
カスタマイズ性のある機能や、負担の大きい作業はスマホで利用できません。



スマホからの分析や注文~決済などは問題なく行えます。
そのため、外出先などで利用する際は、注文・決済や分析専用のツールとして活用しましょう。
MT4とMT5の主な違いは?
MT4とMT5の主な違いは以下の通りです。
項目 | MT5 | MT4 |
---|---|---|
プログラミング言語 | MQL5 | MQL4 |
時間足 | 21種類 | 9種類 |
テクニカル指標 | 約38種類 | 約30種類 |
動作スピード | 早い | 普通 |
アップデート | 継続中 | 終了 |
機能面において、上位互換ツールであるMT5の方が優れています。
標準搭載の機能や動作スピードの速さなど、MT5の方が勝っており高機能です。



しかし、巷に出回っているツールやEAは未だにMT4専用であるケースが多いです。
分析ツールとしては優秀ですが、使用したいEAが対応していない可能性もあるので注意してください。
関連:MT4対応の海外FX業者おすすめ5選!MT5との違いやメリット・デメリットも解説
なお、MT5は現在も定期アップデートが実施されているため、将来性の面でも期待できるツールです。
デモ口座で取引を練習するにはどうすればいいですか?
MT5を採用している海外FX業者の多くは、デモ口座を提供しています。
業者によって、申請方法は若干異なりますが、以下の手順が一般的です。
- MT5をPC・スマホにインストール
- アプリ内またはPC画面で「デモ口座を開設」
- ブローカー選択後、必要情報を入力(名前やメールなど)
- ログイン情報を受け取り、口座へアクセス



先にFX業者の公式サイトからデモ口座を開設し、ログイン情報を入力してMT5でのデモ取引をする方法もあります。
また、業者によってデモ口座が利用できる口座タイプの制限、仮想資金の額などが異なります。
事前に各業者のデモ口座に関するルールを理解したうえで、取引の練習を始めてみてください。
MacやiPadでもMT5は使える?
MT5はMacやiPadでも利用可能です。
MetaQuotes社は、Mac用・iOS用のMT5アプリを提供しており、Apple製のデバイスでも快適にトレードが行えます。
ただし、iPadの場合はスマホアプリと同等のシステムを使用するため、EAの運用やカスタムインディケータの導入はできません。



あくまでも、分析や注文・決済用のツールとして使用してください。
なお、Mac版のPCであればPC版のMT5が問題なく利用できるので、すべての機能が活用できます。
複数のMT5口座を1つの端末で使うには?
MT5では、1つの端末で複数の取引口座を切り替えて使用できます。
複数の口座タイプや、デモ口座とリアル口座などを分けて運用したいときに便利です。
- MT5を起動し、「ファイル」→「取引口座にログイン」をクリック
- 業者名や使いたい口座のサーバー名を選択し、口座情報を入力
- 一度ログインした口座は記憶され、簡単に切替可能





ログイン時にパスワードを保存にチェックをしておけばスムーズに切り替えできます。
なお、複数口座で自動売買を稼働させたい場合は、複数のMT5をインストールする必要があります。
MT5の時間足は何種類?
MT5では、全部で21種類の時間足が標準搭載されています。
MT4の9種類と比べて圧倒的に多く、より緻密なチャート分析が可能です。
分足 | 1分足(M1)、2分足(M2)、3分足(M3)、4分足(M4)、5分足(M5)、6分足(M6)、10分足(M10)、12分足(M12)、15分足(M15)、20分(M20)、30分足(M30) |
---|---|
時間足 | 1時間足(H1)、2時間足(H2)、3時間足(H3)、4時間足(H4)、6時間足(H6)、8時間足(H8)、12時間足(H12) |
長期足 | 日足(D1)、週足(W1)、月足(MN) |
豊富な時間足を駆使することで、スキャルピング〜スイング、ポジショントレードまで幅広い戦略に対応できます。
MT5のインジケーターは何種類?
MT5には標準で38種類のテクニカルインジケーターが搭載されています。
以下のようなインジケーターを使って、高度な分析や取引が行えます。
トレンド系 | 移動平均、ボリンジャーバンド、パラボリックSARなど |
---|---|
オシレーター系 | MACD、RSI、ストキャスティクスなど |
出来高系 | ボリューム、マネーフローインデックスなど |
また、MQL5で自作インジケーターの開発や、有料・無料で配布されているものの導入も可能です。



定期アップデートでMT5に搭載されるインジケーターが追加されることもあります。
海外FX業者ごとにMT5の使い方は変わる?
MT5自体の基本機能や画面構成はどの業者でも同じですが、細かい仕様や提供サービスには業者ごとの違いがあります。
以下のようなポイントを事前に確認しておくと良いでしょう。
- 取扱商品(通貨ペア、株式、先物、仮想通貨など)
- スプレッドやレバレッジ設定
- 取引サーバーの安定性や約定スピード
- プラグインや独自ツールの有無
- ログイン方法や口座種類
同じMT5でも、取引に関するルールは各業者の方針に従う必要があります。



例えば、GOLDという銘柄でも業者によってはXAU/USDの名称でMT5上に表示される場合があります。
また、業者によって約定力やスプレッドも異なるので、MT5導入後に確認しておくと良いでしょう。
スキャルピングにMT5は向いている?
MT5はスキャルピングにも非常に適したプラットフォームです。
動作の軽快さ、ワンクリック注文、豊富な時間足とインジケーターなど、短期売買で重要な要素を備えています。
- M1〜M6など超短期足が豊富
- ワンクリック注文とトレーリングストップが高速
- 複数通貨ペアを同時監視しやすいインターフェース
- EAやスクリプトによる自動化も可能
ただし、スキャルピングは一部禁止されている業者もあるので注意してください。



また、業者によっては約定力が低いなど、スキャルピングに向かない環境の可能性もあります。
MT5を採用しているかつ、スキャルピングに特化した業者選びが重要となります。
まとめ
MT5は、現在も定期アップデートが行われているため、将来主流になると予想されるプラットフォームです。
過去には、MT4しか対応していない業者も多かったですが、近年では対応する業者も増えてきました。
裁量トレードをしたいのであれば、MT4より高機能なMT5を活用すべきといえるでしょう。
まだどちらも使ったことがないという方でも、将来性を考えてMT5での取引に慣れておくと良いです。



今後の新機能追加も期待できるので、ますます便利なツールになると予想されます。
MT5を使った高度な分析を行い、FX取引で成果を上げてみてください。
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