創業からわずか10年で業界を牽引するポジションにまで登り詰めたBigBoss。トレーダーの獲得競争が激化する中、同社が一貫して掲げてきた「顧客主義」は、単なるマーケティングスローガンではありません。
本記事では、BigBoss創業メンバーでありPrime Point LLCのCEOであるChristopher Jason氏に、同社のグローバル戦略、海外ライセンス戦略、そして今後の金融市場における存在意義について聞きました。
プロフェッショナル投資家にとって、なぜ今BigBossなのか。その本質を掘り下げていきます。

Christopher Jason
Prime Point LLC CEO
BigBossの創立メンバー。Prime Point LLC CEOとしてBigBossのサービス運営を担当。創業から10年以上にわたり、「顧客第一主義」の理念の下、真摯な姿勢で顧客満足最優先のサービス提供に努めてきた。卓越したリーダーシップを発揮し、革新的な発想とサービスを次々と生み出すことで、たった11年でBigBossを業界のトップブランドに成長させる立役者となる。長年にわたる顧客重視の姿勢とその実績は、BigBossブランドの確立と業界での高い評価に大きく貢献している。
また同氏の顧客第一主義の理念は単に会社の発展にとどまらず、業界全体の発展にも大きく貢献しており、ビジョンを現実に変える力を持った、真のリーダーとして業界内外から高い尊敬を集めている。
※BigBossは国際的ビジネス誌IBM主催の「International Business Magazine 2025」にて全世界を対象に以下3つの賞を受賞しております。
・世界最優秀FX会社
・世界最優秀カスタマーサポート
・世界で最も革新的なFXプラットフォーム
この記事を読むことで、BigBossの企業戦略と、次の10年を見据えた金融プラットフォームとしての展望について理解を深めることができます。
BigBossの企業概要とサービス展開


本日はお時間いただきありがとうございます。まず、BigBossという企業の根幹からお話しいただけますか?



こちらこそ、ありがとうございます。BigBossは2013年にPrime Point LLCのブランドとして立ち上げられました。当初はプロフェッショナル投資家向けのプライムサービスから始まりましたが、その後、一般投資家向けにも門戸を開きました。



現在は、FX取引を中心に、暗号資産現物取引所「CRYPTOS」、そしてバイナリーオプションの「BullBear Highlow」など、複数の金融プロダクトを包括的に提供しています。2024年3月時点での年間取引高は1兆米ドル超。グローバルユーザー数も20万人を突破しました。


ライセンス戦略とグローバル展開



サービスの拡充に加え、ライセンス戦略や海外拠点もかなり戦略的に設計されていると伺いました。



おっしゃる通りです。BigBossグループでは、法的透明性と取引の信頼性を高めるため、複数の規制当局から認可を取得しています。具体的には、コモロ連合ムワリ国際サービス局(MISA)、セントビンセント・グレナディーン(SVG)、加えてカナダのFINTRAC登録およびジョージアFIZライセンスなど、オフショアとオンショアをバランスよく組み合わせた規制体制を敷いています。


カスタマーサポートと技術基盤



カスタマーサポートや技術基盤の地域戦略についてもご説明いただけますか?



はい。我々は”24時間365日リアルタイム対応”を前提とした体制を敷いています。日本市場を中核とするアジアパシフィック戦略の一環として、香港にアジア統括本部を、セブ島と台北に技術支援・開発センターを設置し、各地の時差を活かしたカスタマーサポートとサーバー運用を行っています。



対応言語も日本語、中国語、英語を含む多言語体制で、グローバルに展開しているにもかかわらず、地域ごとの文脈に最適化したサービス提供が可能です。
競合優位性と金融エコシステム



競合がひしめく中で、BigBossが選ばれ続ける理由はどこにあるとお考えでしょうか?



BigBossは単なるブローカーではなく、「金融サービス・エコシステム」の構築を目指しています。高度な流動性供給網をバックに、ECNモデルとSTPモデルを適切に併用し、透明性と実行速度を両立させています。



多彩な口座タイプに加え、BBP(BigBossポイント)やBLP(ロイヤルティプログラム)といったロイヤルティ設計も、ユーザーのエンゲージメントを高めています。
A-book/B-bookモデルとハイブリッド戦略



市場では、A-book/B-bookモデルへの関心も高まっています。御社はどのようなポジショニングを取っているのでしょうか?



我々は、ユーザーに応じて最適なオーダールーティングを行うハイブリッドモデルを採用しています。つまり、「完全A-book」でもなければ、「B-book偏重」でもない。マーケットインフラとして、ユーザーにとって最も公平かつ透明な価格執行を追求しているという点で、マーケットメーカー型ブローカーとは明確に一線を画しています。



NDD方式を採用している弊社では一切の呑み行為は行っておらず、ユーザー様からも注文の一部をマリー取引している点を強調させていただきます。
今後の展望と投資の民主化



最後に、今後の展望についてお聞かせください。



我々のビジョンは、「投資の民主化」と「金融テクノロジーの進化を通じた市場の最適化」です。今後は、よりスマートな取引アルゴリズムの実装、クロスアセット間の資金最適化、そしてトークン化された金融商品の拡充などを視野に入れています。



リスクを取って挑戦する姿勢こそ、長期的にユーザーとの信頼を構築する唯一の道だと信じています。
まとめ:世界基準の金融プラットフォームへの道筋
今回のインタビューでは、BigBoss創業メンバーでPrime Point LLC CEOのChristopher Jason氏に、同社の戦略と今後の展望について詳しく解説していただきました。
同社の特徴として、複数の規制当局からの認可取得、24時間365日のグローバルサポート体制、ECNとSTPを併用したハイブリッドモデルなど、単なるブローカーを超えた「金融サービス・エコシステム」の構築が印象的でした。
特に注目すべきは、A-book/B-bookの枠を超えたハイブリッドモデルの採用と、NDD方式による透明性の確保です。年間取引高1兆米ドル超、グローバルユーザー数20万人突破という実績は、「顧客第一主義」の理念が単なるスローガンではないことを物語っています。
「投資の民主化」と「金融テクノロジーの進化を通じた市場の最適化」というビジョンからも、同社が目指すのは短期的な利益ではなく、長期的な市場の発展と顧客との信頼構築であることが分かります。
海外FX業界が成熟期を迎える中、BigBossの取り組みは業界全体の発展にも大きく貢献していくものと期待されます。
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