Milton Markets(ミルトンマーケッツ)の営業部長に独占インタビューを実施!

海外FX市場において「NDD方式」を謳うブローカーは数多く存在しますが、真の意味でのノーディーリングデスク環境を提供するブローカーは限られています。

ミルトンマーケッツは、STPやECNといった一般的な用語とは一線を画し、明確な定義のもとでNDD方式を採用し、平均約定時間0.1秒以内という優秀な執行品質を実現しています。

今回のインタビューでは、ミルトンマーケッツ営業部長に、同社が追求する透明性の高い取引環境と、約定拒否・リクオートゼロを実現する技術的背景について詳しく伺いました。

この記事を読むことで、ミルトンマーケッツのNDD方式に対する明確な定義、技術的優位性、そして透明性の高い取引環境について深く理解することができます。

目次

NDD方式に対する明確な定義とポジショニング

編集長

まず、貴社が「STPブローカーではない」「ECNブローカーではない」と明確に区別されている理由を教えてください。一般的にこれらの用語は混同されがちですが、どのような違いがあるのでしょうか?

Miltonmarkets営業部長

これは非常に重要なポイントです。STP(Straight-Through-Processing)は実際には、お客様への執行が完了した後に、私たちブローカーがカウンターパーティとの間で行うバックエンドプロセスを指します。つまり、お客様が体験する執行品質とは直接関係がありません。

Miltonmarkets営業部長

一方、ECN(Electronic Communication Network)は匿名の通信ネットワークを指しますが、これは必ずしも保証された約定や有利な価格約定を意味するものではありません。

Miltonmarkets営業部長

私たちが採用するNDD方式は、ディーリングデスクの介入を一切行わず、お客様の注文を直接マーケットに流すことです。これにより、お客様はより直接的にマーケットにアクセスでき、透明性の高い取引環境を実現できます。

約定拒否・リクオートゼロの実現メカニズム

編集長

約定拒否やリクオートがないということですが、これは技術的にどのように実現されているのでしょうか?特に相場の急変時においても、この品質を維持できるのでしょうか?

Miltonmarkets営業部長

約定拒否やリクオートは、お客様の取引機会を損なう最も大きな要因の一つです。私たちは複数のトップレベルのリクイディティプロバイダーと接続し、常に最適な価格を提供できる環境を構築しています。相場急変時においても、多様な流動性源から最適な価格を選択できるため、安定した約定を提供できます。

Miltonmarkets営業部長

重要なのは、私たちがマーケットメーカーとしての立場を取らないということです。あくまでプラットフォーム提供者として、お客様と実際のマーケットを橋渡しする役割に徹しています。

平均約定時間0.1秒以内の技術的背景

編集長

平均約定時間0.1秒以内という数値は非常に優秀ですが、これを実現する技術的なインフラについて詳しく教えてください。

Miltonmarkets営業部長

この高速約定は、EQUINIX社のLD4ロケーションセンター内でのサーバー設置が大きな要因です。多くの金融機関が利用するこのデータセンターに私たちのサーバーを配置することで、物理的な距離を最小化し、レイテンシーを大幅に削減しています。

Miltonmarkets営業部長

また、ヨーロッパのリクイディティプロバイダーを中心とした強固なパートナーシップにより、深い流動性を確保しています。お客様の注文を直接マーケットに流すNDD方式により、余計な処理時間を排除し、この高速約定を実現できています。

リクイディティプロバイダーとの戦略的パートナーシップ

編集長

リクイディティプロバイダーとの関係性について、具体的にどのような選定基準でパートナーを選んでいるのでしょうか?

Miltonmarkets営業部長

私たちは業界でもトップレベルのリクイディティプロバイダーと協業していますが、選定基準は非常に厳格です。まず、流動性の深さと安定性、そして価格の競争力を重視しています。単一のプロバイダーに依存せず、複数のソースから最適な価格を提供できる体制を構築しています。

Miltonmarkets営業部長

これにより、お客様は非常に狭いビッド・アスクスプレッドでの取引が可能になり、特に大口取引においてもスリッページを最小限に抑えることができます。

発注方式と取引制限の設計思想

編集長

1回の注文で最大50ロット(500万通貨)という制限を設けている理由と、それを超える取引への対応について教えてください。

Miltonmarkets営業部長

50ロットという制限は、流動性の確保と約定品質の維持を両立させるための設計です。この範囲内であれば、常に最適な価格での約定を保証できます。50ロットを超える取引をご希望の場合は、複数の注文に分けていただくことで対応可能です。

Miltonmarkets営業部長

成行注文、指値注文・逆指値注文、トレール注文といった多様な発注方式に対応し、お客様の取引戦略に柔軟に対応できる環境を提供しています。

スリッページ保証制度の意義

編集長

スリッページ保証制度について、具体的な条件と、この制度を導入する意義について説明してください。

Miltonmarkets営業部長

スリッページ保証制度は、私たちの執行品質に対する自信の表れです。特定の条件を満たした注文において、注文価格と約定価格の差額をお客様の口座に還元します。これは、私たちが提供する取引環境の透明性と公平性を具体的に示すものです。

Miltonmarkets営業部長

この制度により、お客様は安心して取引に集中していただけ、予期せぬコストを心配することなく戦略的な取引を実行できます。

マーケットオープン時の価格提供とリスク管理

編集長

マーケットオープン時の価格提供について、リスク管理の観点からどのような配慮をされているのでしょうか?

Miltonmarkets営業部長

マーケットオープン時は流動性が限られ、スプレッドが拡大する傾向にあります。私たちは祝休日をまたいでオープンポジションを保有されているお客様に対しても、直接的な市場価格を提供していますが、同時にリスクについても適切に情報提供しています。

Miltonmarkets営業部長

透明性を重視する私たちとしては、お客様に対して市場の実態を正確に伝え、十分な情報に基づいた取引判断をしていただけるよう努めています。

まとめ:技術的裏付けに基づく真のNDD環境の実現

今回のインタビューを通じて、ミルトンマーケッツが単なる「NDD方式」の標榜にとどまらず、技術的な裏付けと明確な定義をもって取引環境を構築していることが明らかになりました。

同社の技術的優位性として、EQUINIX社のLD4データセンター活用による物理的な最適化、複数のトップレベルリクイディティプロバイダーとの戦略的パートナーシップ、平均約定時間0.1秒以内という優秀な執行速度、約定拒否・リクオートゼロの実現、スリッページ保証制度による執行品質への自信など、トレーダーの取引機会を最大化する包括的なインフラが印象的でした。

特に注目すべきは、同社がSTPやECNといった一般的な用語と明確に区別し、独自のNDD方式の定義を持っていることです。ディーリングデスクの介入を一切行わず、あくまでプラットフォーム提供者として顧客と実際のマーケットを橋渡しする役割に徹することで、真の透明性を実現しています。

1回の注文で最大50ロットという制限設定も、流動性の確保と約定品質の維持を両立させる合理的な設計であり、大口取引を行う機関投資家やアルゴリズム取引においても、安定した執行環境を提供できることが期待されます。

この「技術的裏付けに基づく真のNDD環境」により、海外FX市場における透明性の向上と、トレーダーにとって信頼できる取引インフラの提供が実現されています。

この記事を書いた人

BITNAVI代表の中本さとしです。
5年前から海外の仮想通貨取引所で仮想通貨FXを行っています。特にビットコインFXが得意です。
当メディアでは、これまで培ってきた知識や経験を余すことなく情報として発信します。
仮想通貨や海外取引所に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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